Android勢の雌雄?

2/15追記:Samsungも色々出してたみたい。どれがどれだか良く分からない。

バルセロナで開催が始まったMobile World Congress 2011でSony EricssonとSamsungの2社が最新端末を発表。比較してみるとSamsungの端末の方が売れそうな感じ。

まずは2011年上半期で一番高機能っぽいSamsungのGalaxy S II。

サムスン Galaxy S II 発表:4.27型スーパー有機ELプラス、デュアルコア、8.49mm、今月発売

大きな有機EL画面にデュアルコアCPU、厚さが8.49mmと、ギリギリながら発売前のXperia Arc(9mm)から最薄という称号を奪ってしまった。次世代のAndroid端末はまずこれと比較して、エントリーモデルなのかハイスペックなのかを決められそう。

Samsungは高機能な端末をリリースしておきながら、販売後の端末についてはAndroid OSのバージョンアップにはあまり感心がないようなのが買った人には残念だと思う。ただこれはAndroid端末メーカー全体の問題のような気もするし、いずれもっとスムーズにバージョンアップが進むように変わっていくんじゃないかな。

 

対してSony Ericssonは端末のラインナップが良く分からない(以下リンク先全てEngadget Japan)。

ソニエリ Xperia Pro 発表、スライドQWERTYキーつきAndroid携帯

ソニエリのエントリーモデル Xperia Neo 実機ギャラリー & 動画

動画:ソニエリ Xperia Arc 実機ギャラリー、リリースは3月

動画:ソニエリ Xperia PLAY 正式発表、初代PSゲーム入りで3月発売

Xperia PLAYはPSP Go風にスライド式でゲームパッドが付いてるからゲームを遊びやすい、と。主要購買層はなつかしのPSoneゲームタイトルをDLで買って遊びたいという人(先日発表のPlaystation Suite)?どんな人達だろう。Android向けにゲームをリリースする会社が、わざわざPLAY専用(もしくはゲームパッドがないとまともに遊べない)新規タイトルを開発してくれるかどうか、ちょっと疑問。

Arcが薄型でセクシーなデザインの主力モデルだと思ってたのに、更にProが登場。ArcもProも画面解像度は854×480で一緒。物理的な大きさはArcが4.2インチでProが3.7インチ。Sony Ericssonは物理的キーボードが付くとProと命名されるとのこと。

Neoはエントリーモデルとのことで、初代Xperia X10そのままみたいな印象。

全体的に、ちょっとでも需要があるところに対応するモデルを用意しよう、という大企業っぽいアプローチ。あまり熱心にスマートフォン情報を追ってないお客さん(つまり世の中の人殆ど)が携帯屋さんに行ったときに店員はどうやって紹介するんだろう。

「どういった機種をお探しで?」

『最近流行りのスマートフォンというのに変えようと思って』

「こちらXperiaシリーズなら必ずお探しの機種がありますよ!」

『それぞれどう違うの?』

「お客様はどういった利用用途で?」

『まだ何が出来るのか分からないし、イメージできないな。なにがお勧めなの?』

「お客様の利用状況によってお勧めが変わりまして…」

Windows PCも人にお勧めは?と聞かれると答えに困ることがある。何をしたいのか、そのために何が犠牲になっても良いのか、何が譲れない部分なのか、が分かってる人にとっては細かくグレードが設定されている事で助かることもあると思うけど、殆どの人にとっては考えるだけで疲れる障壁にしかなってないんじゃないかと思うことがある。

ある雑誌編集者は次のように語る。「Androidの場合、機種ごとに機能の差があり、操作も異なる。それに対して、iPhoneはワンプラットフォームで紹介できるため、記事を構成しやすい」。iPhoneの記事露出が多い裏には、こうした理由もあるようだ。

Androidが続々登場してもiPhoneの快進撃が続くワケ – デジタル – 日経トレンディネット

この記事はiPhoneとAndroid二つのプラットフォームを比較しての物だけど、これはAndroid内のメーカー別で記事を組もうと思ったときにも同じ事が言えると思う。Sony Ericssonを取り上げるとまずXperiaシリーズの比較表みたいのを作って、機種別にこれこれこう言う人にお勧め、とか書かないと行けないけど、SamsungならGalaxy S IIはこう言う機種、有機ELが綺麗、CPUが最新型で早い、と紹介していける。この差は大きいんじゃないかな。

 

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Mobile phone vendor share update. Biggest winner: Other | asymco

Sony Ericssonのシェアは徐々に下降してる。

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